恋人関係が終わった後に、お金の貸し借りなどでトラブルになることは珍しくありません。今回は、遠距離恋愛の末に別れた元彼から「デート代」を請求された女性の事例について、対処法を検討していきます。
遠距離恋愛で生じた金銭トラブル
遠距離恋愛では、お互いに会うための交通費がかさみます。
- 東京と福岡在住の遠距離カップルだった
- ほとんど女性側が彼の元へ行っていた
- 一度は女性が航空券代を立て替えた
- 借金があり経済的に苦しい彼に1万円を貸した
遠距離恋愛は金銭的にも大きな負担となり、別れた後のトラブルに発展しやすくなります。
デート代の請求は不当
別れを切り出した元彼から、突然「デート代」の請求を受けました。
- 元彼が「デート代」と「休んだバイト代」の支払いを求めてきた
- しかし、交通費などを女性が実質負担していた
- 好意で金銭的な支援をしていたのに、一方的に請求されるのは納得がいかない
デート代という曖昧な名目での請求は、法的根拠に乏しく不当です。むしろ、実際に支出した交通費などの精算が適切でしょう。
弁護士に相談するべきか
元彼は「弁護士を通せ」と主張していますが、弁護士に頼む必要はあるのでしょうか。
- 元彼が法的手段に訴えるつもりがあるため、弁護士に相談するのは賢明
- しかし、デート代の請求自体が不当なので、弁護士に頼らずに済む可能性もある
- まずは自身で交渉を試み、それでも解決しない場合に弁護士に相談する
弁護士に頼るかどうかは、元彼の対応次第です。できるだけ穏便に解決を図るべきですが、法的手段に訴えられた場合は専門家に相談する必要があります。
請求に応じるべきではない
「デート代」の請求に応じるべきではありません。その理由は以下の通りです。
- デート代という名目は法的根拠がなく、不当な請求
- むしろ、女性側が交通費など実費を負担していた
- 好意で金銭的な支援をしていたことを無視された請求
- 経済的に苦しい元彼に払う義理はない
別れた恋人から一方的に請求されても、それに従う義務はありません。むしろ、実費の精算を求める方が適切です。
今後の対応と精神的ケア
今後、元彼から請求があれば、冷静に対応することが重要です。
- 事実関係を冷静に説明し、デート代の請求は不当であることを主張する
- 実費の精算であれば、金額の根拠を示して交渉する
- それでも納得いかない場合は、弁護士に相談する
- 精神的につらい思いをしているので、カウンセリングなどのケアも検討する
金銭トラブルに加え、別れた恋人からの請求は精神的にも大きなダメージを与えます。専門家に相談しながら、前を向いて立ち直ることが大切です。
まとめ
遠距離恋愛での金銭トラブルは避けられませんが、別れた後に「デート代」を請求されるのは不当です。事実関係を冷静に説明し、実費の精算であれば交渉に応じる一方で、不当な請求には断固として対処する必要があります。金銭的にも精神的にも負担が大きい場合は、弁護士や専門家に相談することをおすすめします。